自由民主党墨田区議会議員 加藤 拓  かとうたく 皆様とともに明日の墨田区を考えていきます。

墨田区議会議員
加藤 拓

かとう たく
墨田区緑一丁目
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すみだ良質な集合住宅認定制度

2017年2月 13日 17:00

10日を目標に更新しようと思いましたが、諸事情により遅れてしまいました。申し訳ありません。
2月9日に墨田区の平成29年度予算が発表され、今後は予算特別委員会で審議が行われます。今回からは予算案の事業について書いていこうと思います。
数少ない読者の方(残念なことに同僚議員)より、分量が多いのではないかとの指摘がありました。また、大きな課題については少し考えをまとめる時間が必要なので、今回は短めに、疑問を抱いたことを書きます。

墨田区では、平成14年度から、すみだ子育て支援マンション認定制度を作り、平成25年度から防災面を加えた「すみだ良質な集合住宅認定制度」として実施しています。これは子育て支援型と防災型の基準に適合するマンションを、「良質な集合住宅」と認定、補助金を出す等する制度です。子育て支援型については、補助金支給の基準を満たせば、1棟当たり200万円が支給されます。
東京都にも「東京都子育て支援住宅認定制度」がありますが、こちらは補助金の支給は無いようです。
https://www.city.sumida.lg.jp/kurashi/zyuutaku/ryositu_syugojyutaku/seibihihojo.html
区の基準はこの通りなのですが、実際には実績があまり上がっていません。
制度の目的自体は悪くないと思うのですが、マンションのディベロッパーにとってはあまり魅力的な制度とは言えないような印象です。
一般的に分譲マンションは、9割売れて収支ちょうど、残り1割が利益になると聞いたことがあります。これが現実だとすると、区の200万円の補助金を獲得するインセンティブがあるのか疑問です。簡単な設計変更で基準を満たせる事例以外はどうでしょうか。
昨今、ワンルームマンションの建設が非常に増えています。特に南部地域は、3,4年前なら30世帯程度の分譲マンションになっていた敷地でも、ワンルームマンションが建つケースが多いようです。一様に否定するものではありませんが、定住促進や地域活動への参加につながる可能性は、圧倒的に分譲マンションの方が高いのではないでしょうか。
補助金を支給するよりも、東京都よりも基準を軽くしたり、特徴的な独自の基準を設けてみたりして、一般的な分譲マンションがそこそこ適応するものにして、認定数を増やしていった方が、どちらかというと効果的なのではないかと思います。少し予算特別委員会で議論してもらいたいと思います。

そして、新年度予算案での制度拡充なのですが、75㎡以上の住戸に対して補助金を出すとのことです。これについては少し疑問を抱きました。
インターネットで区内の新築分譲マンションを探すと、現在でもそれなりの敷地を持つ物件には75㎡の住戸が何戸かは設けられているようです。子育て支援型の適合が条件になっていますが、そもそも補助金獲得のために設計が行われるとは思えないので、意図していない物件に補助金が支払われる事態になることが良いこととは思えないのです。
また、75㎡以上の物件は、墨田区内だともれなく5000万円を超えます。区内の最多価格帯が5000万円を超える物件は、どちらかというと子育て世帯というよりも、子育てが一段落した世代の方々が入居している傾向があるようです。子育て支援型のマンション認定と75㎡超のマンションの相性についてもやや疑問があります。
この2点についても、予算特別委員会に向けて少し調べていきたいと思います。

意外と長くなってしまいました。もう少し短くまとめる努力をしていきたいと思います。
次回はなるべく早めに更新できるようにいたします。