遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。 
今年もよろしくお願いいたします。 

墨田区議会自民党では、元旦に新聞折り込みをした会派報を、1月5日から区内の各駅で朝に配布しています。 
私は1月6日に錦糸町駅北口と、今朝森下駅で配布いたしました。受け取っていただいた皆様ありがとうございます。明日は都営両国駅で行う予定です。 

さて、1月4日には、墨田区の平成29年新年祝賀式・賀詞交換会が行われました。 
その際の、区長年頭のあいさつの要旨がこちらです。

あいさつの中で、すみだ北斎美術館の入館者が7万人、寄付金が6億円を超えたことが伝えられました。非常に好調なスタートとなっているので、安堵しています。 
ただ、すみだ北斎美術館のHPに、次の企画展が載っていないことが超心配です。 

また、「平成29年の区政運営」の中で、「地域力日本一を目指す」という言葉がありました。これは山本区長が就任以来ずっと言っているのですが、区長の言う「地域力」とは一体何であるのか実は示されていません。 
ですので、私が区民の方から「地域力って何?」と聞かれても答えられません。幸いまだ聞かれていませんが。 
「地域力」の定義については、総務省の「地域力創造に関する有識者会議」の最終取りまとめ 
http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/chiho/c-sinko/pdf/saisyu_honbun.pdf
が一番参考になりそうですが、これを見る限り何でも「地域力」になりそうです。最終ページの要素分解図では天然資源まで含まれるようです。 
同僚の議員ともよく話すのですが、山本区長の言う「地域力」とは何か、しっかりとした定義づけをした上で、どのような方向性で施策を展開するのか明らかにするべきだと思います。ぼんやりとした何かの日本一は目指しようがないですよね。 
現在の墨田区協治(ガバナンス)推進条例を改正するなり、新たな明文化した何かを作るなりするよう働きかけていきたいと思います。 

加えて、気になった点が、「働き続けたいまちの実現に向けて」の箇所で、中小企業センターの閉館についての言及がなかったことです。新しい産業支援体制を構築し、利用していた事業者の方々への対応も行えるようにすることが表明されていますが、区内製造業の方々にとっては、利用していても利用していなくても、中小企業センターの閉館は、中小企業支援の後退と、非常に重く受け止められているようです。会派の中でそれぞれの議員から地元の声として紹介されています。 
この懸念を払拭するために、区内事業者の方々へ、形は変わっても、墨田区として中小企業支援を積極的に行っていくというメッセージを発する必要があるのではないかと考えています。 
例えば、「墨田区中小企業振興基本条例」の改正です。 
墨田区は全国で初めて「墨田区中小企業振興条例」を制定し、これに沿って産業振興施策を行ってきました。この条例を参考に、全国各地で中小企業基本条例が制定されました。最近では、昨年視察させていただいた愛媛県東温市のように、それぞれの自治体の状況に合わせた前文や条文を盛り込んだ条例が作られています。 
http://public.joureikun.jp/toon_city/reiki/act/frame/frame110001307.htm
また、従業員5名以下の小企業者を含む小規模企業を対象とした小規模企業振興基本法が平成26年に制定されています。 
このような流れに合わせて、これからの墨田区の産業支援のあり方、姿勢を示したものに墨田区中小企業振興基本条例を改正することで、区内事業者に向けた山本区長の大きなメッセージを送ることができるのではないかと考えています。 
また、全国的にも初めて条例を制定した墨田区が条例改正を行うことは大きなインパクトになるのではないかと思います。 
一番大事なのは何をするかということですが。 
今後、自民党会派だけでなく、議会として提案できれば良いと思っています。 

なるべく間が空きすぎないように更新したいと思います。