7月以来、当ブログを更新していませんでした。
私たちの会派に所属していた議員による政務活動費横領事件があり、その対応があったことや、衆議院選挙があったことなどで、ついつい更新を先延ばしにしてしまいました。深く反省しています。
この間、第3回定例会や、平成28年度決算特別委員会などがあり、お伝えできることが多いので、これからはなるべく更新を増やしていくことを心掛けたいと思います。

松本ひさし前議員による政務活動費横領事件については、特別委員会を設置して調査を行いました。詳細については、
https://www.city.sumida.lg.jp/kugikai/kekka_kiroku/tokubetu_iinkai_h
/seimukatudouhoukoku.html

の通りです。区民の皆様の信頼を取り返せるよう、努力いたします。

現在、墨田区では保育施設利用申し込みが行われています。
墨田区は待機児童対策として、平成27年度から29年度の3年間で25か所の保育施設を増設し、追加で1400名超の保育所定員を確保しようとしています。今年4月の段階でも相当数の定員を増やしましたが、148名の待機児童が発生しており、一向に減らない状況が続いています。
墨田区は土地に限りがあるため、適地を探すのが困難になってきている他、運営事業者が保育士を確保できず、開園が延期になるというケースが発生しており、保育士確保が課題となっています。
さらに、区役所の事務量が膨大になったり、財政を圧迫したりするなど、今後の区政運営への影響も懸念されます。
国の方針とは異なりますが、このまま盲目的に認可保育所や小規模保育所を増やしていってよいものなのか、私は疑問に思っています。
企業に育児休業制度や時短勤務や在宅勤務の拡充など、働き方の工夫を求める、パートタイム勤務の方向けの定期利用保育を拡充する、在宅子育てへの支援を充実させるなど、認可保育園以外の選択肢への誘導でも待機児童対策は行えるのではないかと思います。

墨田区では、多様な働き方のニーズに沿うためとして、1時間単位で子供を預かる定期利用保育を区内各地で行っています。現実としては、保育所に入所できなかった子供が9時から17時まで預けられている、保育所の代替施設のようになっていて、パートタイムの方が働く時間だけ利用することは難しい状況のようです。
現在の仕組みでは、パートタイムの方も週3日12時間以上からは認可保育園等へ入所申し込みが可能です。しかし、毎日8時間以上子供を保育所に預ける必要があるとは言えない勤務形態であっても、預ける先が認可保育園という選択肢しかないため、認可保育園に申し込み、指数が足りず待機児童にカウントされているというケースがあります。
現在のゼロか100かという状況を、定期利用保育の活用で変えることができるのではないかと私は期待しています。例えば、パートで午前中勤務の方と夕方勤務の方の組み合わせで認可園だと3,4人の枠が必要なところを、定期利用保育で2人の枠で対応できれば、パートの方も働けるし、待機児童の数も減らすことができます。
今日(12月1日)の地域子ども文教委員会で、区の子育て支援について定めた「墨田区次世代育成支援行動計画」の中間年度見直しによる改定案が報告されるのですが、その中には定期利用保育についての言及がありません。この点について会派の委員の方に提案してもらおうと思っています。

また、今日の委員会では、以前このブログでも書いた、亀沢の家庭センター跡地の施設整備についての報告があります。自民党会派の提案が実り、認可保育園、学童クラブ、地域子育て支援拠点(子育てひろばのようなもの)の複合施設になりそうです。在宅で子育てしている多くの保護者の需要は、親子で出かけられる、子供を安全に遊ばせられる、子供を通じて他の親と交流できる場所ではないでしょうか。こちらについても、両国や文花の子育てひろばにより近いものになるように提案してもらおうと思っています。

今回は文字だけなので、次回からはなるべく写真や図を付けてわかりやすくしたいと思います。