久しぶりのブログ更新です。

現在、墨田区議会では第1回定例会が行われており、3月12日は企画総務委員会でした。私は委員ではないので、本所警察署の跡地について、先輩の福田はるみ議員に以下のように質問してもらいました。

6月まで基礎を撤去中。跡地活用については未だに白紙の状態と聞いている。 地元町会では、コミュニティ活動や生涯学習、健康増進等、多目的に利用できる集会施設の要望が出ている。

その他、商工会議所等から、商談や製品展示ができる場所や、創業から事業が軌道に乗った際のオフィス需要などの要望がある。

今後大学ができると、学会や産学連携でMICE需要も増えてくることが予想される。 隅田川を挟んでいるだけでほぼ都心に位置し、千葉大学と同じ総武線沿線の両国駅に至近であるため、非常に優位ではないか。

本所警察署跡地は、区民活動に加えて、商工業の活性化の拠点として整備することで墨田区の発展に大きく寄与するものと予想される。

当該土地の評価は。

加えて、両国駅周辺は十分な備蓄を用意できない小規模の事業者が多く、災害時に多くの帰宅困難者が発生することが予想されます。国技館で催事が行われていたりした場合、現在の帰宅困難者受け入れ施設のみで対応するのは困難ではないかと推測する。一定の規模の受け入れ場所も必要ではないか。 これらのことから、当該跡地を区が購入して主導的に活用してもよいのではないか。

区内には未利用・低利用の区有地が点在している。例えば錦糸土木事務所は、200坪程度あるが、位置的に何か公共施設として使うには使途が難しい。しかし、マンション等での利用では需要があるのではないか。

また、亀沢の待機所など清掃関連施設は10年以上低利用の状態が続いており、用途指定期間が終わったからと行政需要が突然発生することは考えにくい。そんな需要があるのであれば、用途指定期間の変更を強く東京都に申し出るべきだったはず。

こういった土地を売却して、原資として購入することを区として表明しておけば東京都としても考慮してもらえるのではないか。

豊島区の区庁舎のように定期借地権を売却して区分所有する、PPPを使うなど、区が活用する部分以外を商業利用に充てれば、整備費用を調達することも可能ではないか。一考の価値はあると思うが。

区長からは、「土地の購入について検討する価値はあると思う。」という旨の答弁がありました。ただ、基礎の撤去が終わると、東京都で利用の検討が始まります。少なくとも来年度中には区として意思表示をする必要があるのではないかと思います。

そのまま警察が使うにせよ、他の部署が使うにせよ、区が間借りしたり、地元に開放したりするという活用だと、著しく使い勝手が悪いものになってしまうかもしれません。 とにかく中途半端なものにならないよう、東京都への働きかけをしっかり行っていくよう、今後も提案していきたいと思います。